『消えた王子』バーネット作(岩波少年文庫)
上巻と下巻の2冊なので、結構読み応えがある。 雰囲気としては『王への手紙』に似ている。 結末は想像できるけど、そこに至までの過程がはらはらどきどきで、面白い。 『妄想気分』小川洋子著(集英社) 読みやすいエッセイ。 小川洋子という作家は、小さい時によほど活字に浸り、 色々なことをじっくり考えていたんだな。 私の考えを代弁してくれているような気がするほど、共感する部分が多かった。 『神様のカルテ』夏川草介著(講談社) 8月公開予定の嵐の櫻井くん主演の映画の原作なので、先取りして読んだ。 この一風変わった、愛妻家の医師を櫻井くんがどう演じるか、楽しみ。 個性的な面々が出て来るこの作品、楽しめたので、2も読もう。 『サティさんはかわりもの』M.T.アンダーソン著(BL出版) 静かなピアノ曲「ジム・ノペティ」を作曲したサティの一生を絵本にしたもの。 型破りな人だったんだなあ。 不思議な旋律の「ジム・ノペティ」は静かなカフェに似合う(←曲の感想)。 『エルニーニョ』中島京子著(講談社) DVの恋人から逃れて来た先で、不思議な男の子や砂糖屋のおばあちゃんに出会い、 人と関わることから、癒されていく大学生の物語。 というと、すごく固い感じがするが、もっと流れていくような(?)物語。 『つるかめ助産院』小川糸著(集英社) 夫に蒸発され、自暴自棄になって訪れた南の島。 声をかけられたことから、助産院を手伝うことになり、 おおらかなその島の住人達の心の痛みを知ることで、成長していく女性。 というと、すごく固い感じがするが、そこは「食堂かたつむり」の小川糸、 幸せな結末を準備してくれている。
by barnes_and_noble
| 2011-04-06 22:57
| 本
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Comments(13)
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amamori120 at 2011-04-07 22:17
奇しくも、先日 サティ のピアノ曲が流れる短篇を♪
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barnes_and_noble at 2011-04-09 21:58
>amamoriさん、音楽と文学のコラボですね?そういうのって、心に残ります。「ナルニア」も見られたとこのこと。私も偶然、あの震災の前日に見ました。「ナルニア」は原作に忠実に作ろうとしている感じが伝わってきます。個人的にはリーピチープが好きです。いい脇役(?)です。
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at 2011-04-10 12:51
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at 2011-04-10 12:57
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barnes_and_noble at 2011-04-11 19:12
>鍵さん、読みがいのあるコメント、ありがとうございます!私、鍵さんの気持ち、ほんとによくわかります。ここでは書ききれないので、あとでそちらにコメントさせていただきますね。
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at 2011-04-11 23:41
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at 2011-04-11 23:58
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at 2011-04-12 00:32
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at 2011-04-12 00:33
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at 2011-04-12 00:35
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barnes_and_noble at 2011-04-12 20:20
>鍵さん、もう、夜を徹して語り合いたいですね。また、そちらにゆっくりお邪魔したいと思います。
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