8月に読んだ本

暑さから逃れて、涼を求めつつ、ひたすら読書に励んだ、この夏。
「我が家の問題」奥田秀朗著(集英社)
それぞれの家にそれぞれの問題がある。問題の深刻さは、外からはわからない。
でも、きっと、時が、きっかけが、方向を変えてくれる。
さらっと読めた1冊。

「旅屋おかえり」原田マハ著(集英社)
タレントの夢叶わず、旅のレポーターをする丘えりか。
一生懸命な姿を応援してくれる周囲の人々と共に、1歩1歩自分の人生を歩んでいく。
誰かの代わりに旅をするという新たな仕事も段々に軌道に乗りそう。
丘えりかの旅番組、見てみたいな〜と思った。

「ストーリーセラー」有川浩著(新潮社)
作家が自分のことを書くという変わった設定の物語。といっても伝わらないか。
有川浩の頭の中は一体どうなっているんだろう?
書いていて、主人公と自分が重なって切なくなることはなかったのだろうか。
私は読んでいて、とても切なかった。

「ロング・グッドバイ」レイモンド・チャンドラー著(早川書房)
ずっと、いつか読みたいと思っていた本。
ロンドンの独身の私立探偵のこの物語は、とてもヘビーだった。
内容も、重量も。とてもお洒落で、とても大人な作品だった。
そして、結末が「え~!」。とにかく、読み切ったことに満足。
by barnes_and_noble | 2012-09-16 21:35 | | Comments(2)
Commented by amamori120 at 2012-09-16 23:58
ヨサ   お晩です

最後の2冊は読了しています

Commented by barnes_and_noble at 2012-09-19 20:56
>amamoriさん、ええ、amamoriさんとweekendbooksさんが相次いで読了されたのが刺激になって、ぜったいに読もうと思ったのでした。有川浩さんに関しては、amamoriさんは私の師匠です。
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