奥さまが望んでいたこと

先週、家族の幼馴染のお母さんが亡くなった。
保育園から小学校まで一緒、リトルリーグでも一緒、
しかも近所に住んでいたので、
幼馴染から家族に連絡が来て、知った。

私よりも若く、
スタイルがよく、
かっこいい車で、さっそうと出勤していた彼女が病気なのは、
家族を通じて知っていた。
旦那様が定年前に退職し、
奥様に添って暮らしていたのも知っていた。
でも、何もできなかった。
これからできることといったら、
幼馴染が帰郷してきた時に、わが家に寄って、話をしてもらうことくらい。

昨晩、旦那様が挨拶にみえた。
7人家族で落ち着かないわが家の玄関先で
「私は一人になります。」と寂しそうにおっしゃった。
「四国の方にいらっしゃるんですってね?」と言うと、
「妻が行きたいと言っていたので、代わりに行ってきます。」とのこと。
奥様が望んでいたことを実行に移すにはエネルギーがいるだろう。
「お気をつけて。」と声をかけ、
わざわざ来てくださったことをありがたいと思った。

自分がどう生きていったらいいのか
色々考えてしまう、秋の日。
でも、取りあえず、珈琲。




by barnes_and_noble | 2017-10-20 11:11 | モノローグ | Comments(0)
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