桜の季節に読んだ本の中で、特に心に響いたものの覚書。
数ヶ月その表紙が気になって仕方がなく、とうとう購入したのは「金曜日の編み物クラブ」。 花のように見えるのは、色とりどりの毛糸玉。茎の緑も毛糸。 さまざまな境遇の女性が金曜日の夜には毛糸屋さんに集まって、編み物をしながら、 自分たちの人生を編み進めていく物語。 「マグノリアの花たち」や「ジェイン・オースティンの読書会」のような印象で、 主人公の人生に涙し、周囲の人々の生き方に安堵し、読んでよかった、としみじみ思った。 帯にあるとおり、映画化されるようで、キャストは誰がいいかな、と想像するのも楽しかった。 岩波少年文庫の「王への手紙」は、新聞のおすすめ本の欄に載っていたもの。 この本の存在を全然知らなくて、たまには他の人が薦める本を読んでみるのも良いかなと手にした。 憧れの騎士になる最後の修行の途中で、見知らぬ人に大変な使命を託された少年が、 苦難を乗り越え、仲間を得、使命を果たすために悩み、苦しみ・・・という内容で 例えるとすると、人間版「ロード・オブ・ザ・リング」って感じかな。 文中の登場人物の言葉があとで生きてくる、よく組み立てられた作品で、 一件落着と思ったあとに、ほろりとくる結末が待っていた。薦めてくれた人よ、ありがとう!
by barnes_and_noble
| 2009-05-11 23:34
| 本
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Comments(4)
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mirionn at 2009-05-12 09:06
いろんな本を見つけますね
私もまた本を読み始めました~電車の中だけですけど(゚ー゚)クス
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barnes_and_noble at 2009-05-13 19:23
>mirionnさん、読書の時間が限られるのはいいことです。どこでも読めると、自分で「キリ」をつけるのがとっても難しいので。つい家事が後回しに・・・。
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riviere7341 at 2009-05-25 23:13
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barnes_and_noble at 2009-05-28 19:08
>riviere7341さん、わあ、偶然ですね。すごく良いわよ〜、とのオススメに同感です。私は特に最後の最後が気に入りましたよ。
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