4月の5冊(だと思う)

『あつあつを召し上がれ』小川糸著(新潮社)
     『食堂かたつむり』ほどメルヘンチックではないけれど、食をめぐる短編集で
     気楽に読めた。その中でも「きたなシュラン」に出て来そうな中華のお店で
     プロポーズする話が記憶に残っている。

『最期のときを見つめて』ターシャ・テューダー(メディア・ファクトリー)
     ターシャがなくなってから、ターシャの生前の言葉を集めて、今までの4冊の
     ように仕立てた本。最後に家族からの読者への感謝の言葉が綴られている。
     寄せ集め的になってしまっていて、残念。家族からの言葉だけで充分。

『しあわせのパン』三島有紀子著(ポプラ文庫)
     映画を見たあとに、読んだ。水縞くんの日記と「月とマーニ」のお話つき。
     りえさんはともかく、水縞くんのイメージが大泉洋とちょいと違う。
     映画では違和感はなかったけれど。私の中では「食堂かたつむり」と
     「かもめ食堂」の中間に位置する作品。

『人生の使い方』平安寿子著(NHK出版)
     すご〜く共感するところがいっぱいあった。この人の作品は内容に共感しすぎて
     自分がすごくおばさんなんだな〜と思い知らされるところが悲しい。
     最後まで共感して、物語だとは思えなくなってしまっているという有様。

『ブランケット・キャット』重松清著(朝日新聞社)
     2泊3日毛布つきの猫をレンタルする人間模様。いろんな人生とレンタル猫。
     こういうサービスがあるのかどうかは知らないが、数日だけ自分の人生に
     新たな生き物を組み込んでみると、見えて来ることが結構あるんだろうな。

4月には単行本はこの5冊を読んだのは確かだけど、あとは覚えていない。
5月は何を読んだか位は覚えていたいものである。
by barnes_and_noble | 2012-05-21 22:52 | | Comments(2)
Commented by amamori120 at 2012-05-21 23:09
barnesヨサ   こんばんHA

相変わらずの読書家でいらっしゃるぅ ♪

ポプラ文庫  グルメ関係の本が売れてますネ

拙、5月は 小路幸也・月  です。
結果は月末に発表します。
Commented by barnes_and_noble at 2012-05-22 20:07
>amamoriさん、こんばんは!4月は疲れ果てて、読書どころではありませんでした。小路幸也の本を読むと、大家族っていいなと思わされます。題名もビートルズ関連でいいですよね。月末の結果発表、楽しみにしています。
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