雑多な読書の記録~イスカンダルと伝説の庭園

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「イスカンダルと伝説の庭園」ジョアン・マヌエル・ジズベルト(徳間書店)

自分の力を国民に知らしめるため、
この世で一番素晴らしい庭園を作らせようとする王。
指名されたのは、庭師イスカンダル。
財力と労働力と才能を結集した庭園が形になるにつれ、
王はイスカンダルの才能を恐れるようになる。
王が死んでも、イスカンダルの作った庭園は残るのだから。

王に囚われ、外界との接触を断たれたイスカンダルだったが、
驚くべき方法で、志を捨てずに生き抜いていたのだった。

イスカンダルの精神力に脱帽。
読後感は、映画「ショーシャンクの空に」を観た後の感覚に似ていた。
薄くて読みやすい上に、内容充実、一粒で2度美味しい本。

by barnes_and_noble | 2014-09-09 00:14 | | Comments(0)
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