いつも車で通る道。
橋のたもとの専門学校の前に、ブロンズのかわいらしい像が立っている。 ここ何年も、その姿を見て「星の王子さま」だと思っていた。 このゴールデンウィーク、遠出をしない代わりに、 地元の名所を歩こうと友人と出かけた際に、例の「星の王子さま」を見に足を伸ばした。 ところが近寄ってみると、「星の王子さま」のはずが、台座には「風の又三郎」と。 「はあ?」 携帯の待ち受け画面を星の王子様にしている友人に画面を出してもらって比べると、 確かにこの像、マントが短く、サーベルを持っていない。でも、立っている髪はそっくり。 予想には反したが、近くの通りが宮沢賢治ゆかりの場所であることを考えると、納得。 この日は、「注文の多い料理屋」出版の地にある「光原社」界隈を歩き、春を満喫した。 この際、ブロンズ像が「星の王子さま」でなくても、ノー・プロブレム。
by barnes_and_noble
| 2007-05-05 23:22
| モノローグ
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Comments(10)
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ckaede at 2007-05-06 00:32
わたしもぱっと見、星の王子様に見えました。
星の王子様公式サイトを探して見比べてしまいました。 マント、ちがいますね。 わたしの風の又三郎はもうちょいやせてて少年らしいごつごつさがあるようなイメージなのですが、この像もかわいらしいですね。
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polaris221 at 2007-05-06 12:57
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jsby at 2007-05-06 17:06
ぱっと見た瞬間、『星の王子様』に見えました。そうですか『風の又三郎』だったのですか。どっちにしてもメルフェンチック!私も、宮沢賢治って大好きです。グリム童話は子供向け風の話風なのに、実は社会風刺の意味合いが濃いように感じるのですが、宮沢賢治の作品は純粋で読み込むほどに涙が溢れてきそうです。そこに温かすぎるくらいの人間性を感じます。
私もゴールデン・ウィーク中は近場をうろうろしました。変わった所では、横浜山手の外人墓地公開ツアーに参加してきました。普段は入れないところなのですが、遠く生まれ故郷を離れ日本の地で最期を迎えられた人々の物語を感じ、少し複雑な気分でした。
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barnes_and_noble at 2007-05-06 18:33
>kaedeさん、星の王子様に見えますよね〜。私の「風の又三郎」は絣の着物に下駄ってイメージなので、これとはかけはなれているんですが(苦笑)・・・。
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barnes_and_noble at 2007-05-06 18:37
>polarisさん、そうですよね〜。製作者の頭の中には絶対「星の王子様」のイメージがあったと思います。私の方は「やまなし」が載っている教科書で、「よくわからない・・・」が感想でした。
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barnes_and_noble at 2007-05-06 18:43
>jsbyさん、グリムは実は人間の本性に迫りすぎているところがありますからねえ、ちょっぴり。賢治は自然を媒介にしているので、趣向が違います。この像は風と共にやってくるのではなく、宇宙から来た子みたいですね(笑)。
個人では入れなくても、団体だと入れるところってありますよね。観光客に混じってそういうところに行ってみるのも、いい経験だと思います。私も機会があったら、地元のそういうツアーに参加してみたいです。
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weekendbooks at 2007-05-06 19:26
あはは~、ほんとだ、星の王子さま!
私も絶対見まちがうと思います。 靴がとってもかわいいですね。 barnesさんのお近くには、いろいろと行ってみたい所があります。 光原社もその一つなんですよ~。
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barnes_and_noble at 2007-05-06 22:24
>weekendbooksさん、わあ、ここにも「星の王子さまに見える会」(勝手に名付けた)メンバーが!靴の先がほんとにかわいらしかったです。
「光原社」はすてきなところです。庭が縦に長くて、裏は北上川に面しています。川べりではそれぞれに春を楽しむ人々の姿がありました。こちらにお越しの際は是非お声をかけてください。愛車ムーヴでご案内いたします。
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ville202hirocat at 2007-05-06 22:51
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barnes_and_noble at 2007-05-07 16:36
>hirocatさん、そう、洗練され過ぎているんですよ、この又三郎は!何せ専門学校の真ん前に建っているので、花壇やすてきな時計に囲まれて、雨にも負けず、風にも負けず、マントを翻しておりますよ。
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