BARNES、夕方のニュース特集に涙する の巻

今週の仕事を終え、帰宅してから、何気なく夕方のニュースをつける。
アナウンサーが「今日は83歳の中学2年生を取材しました。」と言ったが、
別に気にせず、お茶を飲む。
でも、そのあと、ニュースをつけっぱなしにしていたら、
その内容に惹き付けられて、見入ってしまった。

東京の夜間中学にはいろいろな境遇の、いろいろな国の、いろいろな年齢の人が通っている。
今回は、家庭の事情で学校に通えなくなった女性が
83歳になってから、学問を志し、中学校生活を始めた。
敵国語だった英語の勉強が苦手、体育も仲間と一緒に楽しみ、
午後の六時半には同級生と一緒に給食を食べ、高校にも進みたいというおばあちゃん。
特集が終わる頃には、ティッシュが必要なくらい、感動した。

なぜこんなに感動したのだろうか・・・分析するに、「淡々としている」のだ。
このおばあちゃん、少しも張り切りすぎたり、偉そうなところがない。
家族もみんな巣立ち、ご主人も見送って、さて、自分のしたいことは?と考えたら、
学校へ通うことだった、と。
日中は復習して、午後の4時半になると、もううきうきして、紅をさして自転車で学校へ。
一人暮らしだけど、学校の仲間がいるから寂しくない、と。
自然体がターシャ・テューダーと重なって、こうありたいと思うおばあちゃんだったのだ。
特集が終わった後はなぜかすがすがしく、
淡々と生きることのすばらしさをかみしめたキャンドルナイトなのだった。
by barnes_and_noble | 2007-06-22 23:30 | モノローグ | Comments(6)
Commented by jsby at 2007-06-23 21:59
なんて素敵なおばあちゃんでしょう。『偉いでしょう。私はこんなに頑張ってるのよ』と胸を張っている訳でもなく、勉強することを楽しんでいるところが素晴らしいです。本当にターシャ・テューダーみたいな女性ですね。
Commented by miki3998 at 2007-06-24 18:15
灯りを消してキャンドルを・・・。最近は眠くてそのまま寝てしまってます。

 100万人のキャンドルナイト、パソコンつけてたら意味ないよね。 (笑)

自然体って、キャンドルナイトじゃないけれど、出来そうで案外難しい。淡々と生きることも・・・。まだ邪念や欲、しがらみダラダラの私だなあ。せめて、うきうきしてこの坂を下りて行こうかな。 
Commented by barnes_and_noble at 2007-06-25 19:50
>jsbyさん、自分も含めて、つい、「これだけやったのよ!」と誰かに言いたくなりますが、このおばあちゃんには全然そんなところがないのです。学校に行く前には紅もさしていくんです。憧れてしまいました。
Commented by barnes_and_noble at 2007-06-25 19:56
>mikiさん、キャンドルナイトという言葉を聞くたびに、昔は夜になれば、外は暗くて、お店も閉まって、不便だったこともあったけど、生活にメリハリがあったなあとつくづく思います。闇とか静けさとかが空想を広げてくれたなあ。今はほんとにせかせかして、何かをしていないことは悪のようです。いつも自然体でいることは不可能な世の中なのかも。でも、自然体でいる人をすてきだと思ったことは覚えていたいです。
Commented by lee-lena at 2007-07-09 21:51
素敵な お話をありがとうございました。

人生というもの・・生きることの意味・・考えさせられました。
自分自身を豊かに生きられるっていいですね。
Commented by barnes_and_noble at 2007-07-11 20:24
>lenaさん、今日、ある人のお葬式に参列したのですが、その人は自分の気持ちを何十年も封印したまま、亡くなってしまったように私には思われました。このおばあちゃんのように、そして、lenaさんのおっしゃるように、自分自身を豊かに生きられることって、幸せだなと思いました。そして、そう生きたいと強く思った次第です。
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