黄色の表紙は「カラフル」森絵都(理論社)。 読んでみたいと思っていた1冊。 死んだと思ったのに、まだ修行が足りないと天使に言われ、下界に戻された主人公。 死にそうな人の肉体に宿って、生き返り、別な人の人生を生き始める。 設定が奇想天外で、結末は温かい。 読み終えたあと、満たされた気持ちになった。 白い表紙のは「めぐらし屋」堀江敏幸(毎日新聞社)。 死んだ父の残した謎のノート、父の部屋にかかってきた謎の電話。 最初はいぶかりながらも、商売ではない、目立たぬ人助けを 自分が受け継いでいこうと決心する娘の心の変遷。 大人の物語という感じがした。 青い表紙のは「すきまのおともだちたち」江國香織・こみねゆら絵(白泉社)。 以前に絵本「おさんぽ」でコラボしてしている2人。 こっちは物語になっているが、「おさんぽ」の続き。 絵の色彩が物語の内容にぴったりあっている。 女の子(文中でも女の子と呼ばれる)が、とってもかわいい。 今は江國香織の本を2冊、並行して読んでいる。 「芸術新潮1月号」(ブルーノ・ムナーリ入門)もじっくり読んでいるところ。
by barnes_and_noble
| 2008-02-17 21:41
| 本
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Comments(6)
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cafepoco at 2008-02-18 11:50
わ、おともだちたち、読んでみたいです。
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barnes_and_noble at 2008-02-18 22:19
>cafepocoさん、忙しい毎日を送っている人には特に「すきまの時間」が必要なのかもしれません。なんだか夢を見ているような物語でした。
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mirionn at 2008-02-20 09:01
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barnes_and_noble at 2008-02-22 21:34
>mirionnさん、「カラフル」は比較的読みやすい物語だと思います。時代物は漢字が多くて、苦手です(笑)。わかさぎはホントに残念でした。
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weekendbooks at 2008-02-29 01:57
堀江敏幸さん!
最初の印象は「ワンセンテンスがなんて長いんだ、ダメだ~」でしたが、 ごめんなさい、大好きになりました。 『めぐらし屋』、こまごまとした描写が気持ちよくて、 なんだか蕗子さん(でしたっけ?)と知り合いのような気になりました。 『おさんぽ』は、へんてこな(笑)お話でしたね。 あの続きってどんなのでしょう…読んでみたいです。
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barnes_and_noble at 2008-02-29 22:09
>weekendbooksさん、堀江さんの本は1冊目ですが、ゆったりした時間が流れていました。主人公の蕗子さんが低血圧で、なかなかペースが上がらない体質だというのも下地になっているような気がします。「おさんぽ」はほんとにへんてこなお話でした。その続きとは知らずに手に取った「すきまのおともだちたち」は、へんてこだけど、わかる!と思えるお話でした。
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