最近の4冊

共通点といったら、日本の女流作家だというだけのラインナップ。
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「でも女」群ようこ著(集英社)
     どこにでもいそうな「困った女の人」を綴った作品集。
     「でも」「でも」ばかり言うオザワさんは圧巻。

「温室デイズ」瀬尾まいこ著(角川書店)
     小学校から中学校にかけての、学級崩壊といじめ。
     2人の少女が、それぞれの立場で、できることをやっていく。
     二つの視点で描かれているのが、面白く、
     読後は「幸福な食卓」みたいに優しくなれる。

「昆虫楽園(インセクト・パラダイス)」澤口たまみ著(山と渓谷社)
     作者は大学で応用昆虫学を学んだ、エッセイスト。
     嫌われがちな毛虫やカマキリなどの生態を、黒猫と自分のやり取りと
     重ねながら、書いている。
     虫嫌いな人は、是非読んでみて欲しい。昆虫が今までとは違って見えるから。

「カフーを待ちわびて」原田マハ著(宝島社)
     第1回ラブストーリー大賞受賞作品。カフーとは沖縄で「果報」のこと。
     沖縄で、カフーという名の犬と暮らす男性が主人公。
     プロットがよく組み立てられていて、一気に読めた。
     いいラブストーリーだと思った。

どの本もそれぞれの持ち味が深くて、読後がすっきりした。
by barnes_and_noble | 2008-07-06 22:39 | | Comments(6)
Commented by mirionn at 2008-07-07 22:05
「でも」~てすぐ言ってしまうのよね~
この本面白そうね(’-’*) フフ
↓交渉決裂の後のちくちく~良いのが出来たわね♪
Commented by amamori120 at 2008-07-07 23:39
相変わらずの読書量  エライッです。
拙も近々女子作家 UPしようっと。
Commented by barnes_and_noble at 2008-07-08 22:19
>mirionnさん、私もそうです。でも、「でも女」に出てくるオザワさんは肝いりです。群ようこ作なので、勿論、面白いですよ。バッグの方は、花柄にして持ち歩いています。
Commented by barnes_and_noble at 2008-07-08 22:21
>amamoriさん、またまた〜。女流作家さんのもたまには味わってみてくださいね。それはそうと、今日見たテレビで酢豚にマンゴーを入れるとおいしいと言ってました。お試しあれ。
Commented by amamori120 at 2008-07-09 19:12
酢豚にマンゴー
パイナップルが合うんだからマンゴーも合うでしょうね♪
天厨菜館にプロポーズしてみよう!
Commented by barnes_and_noble at 2008-07-10 19:35
>amamoriさん、味から考えればありですね。食感は違うような気もしますが・・・。
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